運営者紹介
本サイトをご覧いただきまして誠にありがとうございます。運営者の三浦哲郎と申します。
私は、本業は行政書士及び経営コンサルタントとして、日々、個人事業主様やフリーランス様を含む、小規模事業者様のサポートをさせていただいております。
主に、10名以下にて構成される小規模事業者様向けの記事を掲載しており、小規模事業者様の「つぶれない経営案内」をご案内させていただくことを本サイト運営の目的としています。
私自身、行政書士事務所代表、セブ留学エージェント代表として小規模事業を経営しておりますため、自身の経験を反映させていただいております。
今日の日本では、年功序列、終身雇用という昔ながらの経営は終焉を迎えつつあります。2019年にはトヨタ自動車の豊田章男社長が今後は「終身雇用は難しい」という発言をされ、大変注目されました。
コロナ等の予想ができない状況に直面し、これまでの人気企業や優良企業が一気に窮地に追いやられてしまう可能性もあり、最悪の場合には1ヶ月後には解雇されていることも考えられます。
そのため、企業に勤めサラリーマンとして生きることは、現代においてはリスクの高い選択との見解も否定できません。
起業し(または参画し)、自身のスキルで生計を立てることがでることが、いつの時代においても最善のリスクヘッジとなります。
こちらの点、私は行政書士という仕事柄、起業から数年にて多くの小規模事業者様が事業をたたまれるご状況をお見受けいたしました。
大きく売上を立てることを目標とされ、事業の基盤とのバランスを崩してしまうという事業者様が多く、資本の少ない小規模事業者様でありながら大企業を模倣するような戦略を取られているご状況も少なくありません。
経営に答えはないため、様々な考えがあるかと思われますが、私は事業経営は「継続が全て」だと考えているため、大きく売上を立てるのではなく、「つぶれない経営」を目指すことを推奨しています。
本サイトでは、小規模事業者様の経営戦略、行政手続き、マインド等、様々な視点から「つぶれない経営」のご案内をさせていただいております。
運営者について
世界5大陸約30ヵ国100都市以上にバックパックひとつで周りました。この写真は、鏡ばりのウユニ塩湖へ車で向かう前のものです。
ここからは、私のこれまでの経験等について、少しお話をさせていただきます。
私は、現在は前述の通り、行政書士及び小規模事業の経営者としてご依頼者様のご案内をさせていただいておりますが、学生時代は、何事にも無力でただただ、日々を過ごしているような学生でした。
「努力」をするということが大の苦手で、スポーツにも勉強にも打ち込まず、時間を持て余していました。
努力をすることを最初から諦めていたので、ストレスは全くなかったですし、友人も少なくはなかったと思うので、楽しい学生生活ではありました。
そんな調子で大学まで過ごしてしまい、大学を卒業する時には、就きたい仕事もなかったため、両親に頼み込みオーストラリアとフィリピンに留学をさせてもらいました。
ここが私の人生の転機となりました。それまでは井の中の蛙という感じで、世の中の何も知らなかった自分がいきなり海外生活を開始したため、様々なカルチャーショックと同時に、自分のこれからの生き方を考えるようになりました。
多くの方は、学生生活の中で自分の生きる道を模索していくものだと思いますが、私はその気づきがとても遅かったと思います。
友人の多くが就職してバリバリ社会の一員となっている中で焦りもありましたが、自分の生き方と向き合うために、30歳までに様々な経験をし、30歳で起業をしようと決め、少し一般的な道とは異なる道を歩み始めました。
大学を卒業して30歳を迎えるまでは約8年という期間しかありません。その期間で、自分の進むべき道、事業主としての経営手腕等、多くのことを吸収しなくてはなりませんでした。
一つ一つの事に期限と目標を決め、約1年半の留学後は、民間企業への就職、知人が起業した事業への参画、世界一周(世界5大陸全てに渡航しました)、資格を取得するための通学、結婚(予定はしていませんでしたが縁があり結婚しました。現在は子育てにも奔走しています。)など、全てが思い通りではありませんでしたが、その時々のすべきことを全うできたと思います。
そして、30歳の時、無事起業することができました。
現在、私は行政書士事務所とセブ留学エージェントを経営していますが、この2つの事業を選択した理由(経緯)としては、フィリピン留学時代のフィリピン人の方に言われた、「日本人はいいよね。自由に世界中どこでも行けて。私は多分(金銭及びビザ面から)フィリピンから出ることができないから、フィリピンしか知らないの。でも、私が日本に行ける時はよろしくね。」という言葉でした。
当時、私は25歳くらいだったのですが、この言葉を言われた時に、寂しい気持ちと世の中の不条理のようなものを強く感じました。
もちろん、世界が平等であるという認識があったわけではありませんが、この言葉を受け、何か自分が変えられる(サポートできる)仕事ができないかと調べた結果、入管法の専門家である行政書士という仕事があることを知り、行政書士として生きることを決断しました。
行政書士となっても、直接的にそのフィリピンの方の状況を大きく変えられるというわけではありませんが、微力でも少し何かを変えていけると信じ、勉強に励みました。ちなみに行政書士合格までは3年間かかり(2度不合格となりました)、人生の中で、かなり苦しかった時期でした。
少し話しが逸れてしまいましたが、私は、継続的な経営を可能とするマインドとして、「熱意を持てる仕事であるか」ということが最も大事だと考えています。
大きく稼ぎたい、社会的地位を上げたいという考えでの経営を否定するわけではありませんが、自分の心の底から湧き上がる仕事自体に対する熱量が、経営の知識や人脈を凌駕すると思います。
本サイトでは、小難しい経営理論等のみではなく、個々の小規模事業者様が幸せになれる働き方(事業継続方法)のご案内記事を随時更新させていただいております。少しでも、本サイトをご覧いただいた方の、何かのお役に立てれば嬉しいです。
運営者の実績
これまでの事業主としての歩み
私は起業1ヶ月目から現在に至るまで、赤字にて計上した月はありません。
また、1年目から自身のサラリーマン時代の年収の倍以上の年収を達成しました。
起業した際の目標の1つであった、年収目標を達成することができたのは、綿密な準備はもちろんのこと、周りの方の支えがあったからこそだと考えています。
また、コロナの影響も全く受けることなく、年商は右肩上がりを継続しています。
現在は、マニュアル化、自動化を最優先に考え、ご依頼者様の利便性を最重要項目として業務に励んでいます。
有している資格
・行政書士
・申請取次行政書士
・総合旅行業務取扱管理者
・総合旅程管理主任者
・TOEIC 740
運営者の働き方
①完全テレワーク
完全テレワークとしたことで、世界各国の空港ラウンジも仕事場の1つです。食事やお酒の用意もあるので、正直仕事に集中することは難しいですが、場所に囚われない仕事環境の整備は、人生を楽しむためには重要なことだと考えています。写真は、イギリスのラウンジにて。
コロナの影響により、テレワークが推奨されていますが、私は以前よりテレワークを導入し、場所に囚われない働き方を実践してきました。
現在はパソコン一台で世界中どこでも仕事を行える環境を整備しています。
私は20代の頃、千葉県と東京都をつなぐ東西線を利用していたのですが、東西線は混雑率全国トップの常連であり、とてつもない混在の中、出勤をしていた経験があります。
混雑率200%とも言われる東西線のラッシュ時は本当にきつく、「独立したら絶対に満員電車には乗らない生活をしよう」と決め、独立時において全てオンラインで完結できるシステムを構築しようと決めていました。
こちらの点、混雑が嫌いなので、電車に乗る事自体は特に気になりません。そのため、ご依頼者様からのご依頼があれば、もちろん対面でのご案内もさせていただいております。
②家族を最優先に
妻が正社員として勤務してくれているため、共働きです。
そのため、育児、家事、仕事が山のようにあり、日々に追われている感覚となることもあります。
私は仕事の効率化を最優先事項に考えており、良い仕事を行える環境を整備し、家族との時間を最優先としています。
「家族を最優先」と言うと、仕事がおざなりになっているのではないかと疑問視される方もいらっしゃるかと思います。
しかし、家族を最優先にすることは、仕事で社会に貢献するために最も重要なことであると捉えています。
サイボウズ社長の青野さんは、社長でありながら育休をいち早く取得された経営者として有名ですが、青野さんの言葉に「経済活動に従事しているなら、働く人たちの子育てに、もっと目を向けていきましょう。」という言葉があります。
例えば、誰も子育てをせず人口が減少してしまうと、市場が縮小してしまいます。
経済活動の大前提はお客様がいること。相手がいなければビジネスは成り立ちません。
もちろん、結婚をせず、子育てをしないと決断されることが悪いとは思っていません。しかし、ビジネスのみでなく私たち人類は次の世代に受け継ぐことが本質的な部分であり、子育てを通じて、ビジネスに活かせるアイデアが生まれることもあります。
確かに、家事や育児をしてもお金が発生するわけではないため、家族との時間よりも仕事がしたいと考える方もいらっしゃるかと思います。
しかし、私は家族が仕事をする意義を与えてくれていると感じていますし、何よりも子供の無垢さから学ぶことが多いと考えているので、子供が起きている間は仕事をせず、家族との時間を過ごすようにしています。
また、私は学生時代に創作料理屋でアルバイトをしており、色々な料理を勉強する機会があったため、現在では家族の料理は私が担当しています。
③自分がしたい(できる)仕事のみをする
私は、自分がしたい(できる)仕事のみをするようにしています。
前述の通り、私は良い仕事をするためには、まずは「熱意」が重要であると考えています。
そのため、自分がしたい(できる)仕事でなくは、良い仕事ができないという考えを持っています。
自分がしたくない(できない)仕事をすることは、自分の精神安定上もよろしくないですし、やはりご依頼者様に対して最善の対価を与えられないことを危惧しています。
そのため、自分がしたくない(できない)仕事は、他の方へご案内させていただくことにしています。
私の本業は行政書士なのですが、行政書士は非常に多岐に業務内容が渡るため、全くわからない分野の仕事もあります。
私は、中小企業支援や離婚不倫関係の法務を専門としているので、建設関係や遺言など、専門外のお仕事のお声がけを頂いた際には、専門の行政書士さんや弁護士さんにお仕事をお願いしています。
私が無理に不慣れな仕事をするよりも、専門の方にご担当いただいた方が、全員にとって有益だと考えているためです。ご依頼者様の負担が大きくなることが予想されるため、専門の行政書士さんや弁護士さんにお仕事をお願いさせていただく時も、マージン等は私は頂かないようにしています。
④雇用はしない
私は、雇用は行わないということを起業時に決めています。
「雇用を生み出すことは事業者の社会的責任である」という考えももちろんありますが、自分の事業の発展を考慮すると、雇用をせず、1人経営を行うということが最善だと判断しています。
事業主としての雇用のリスクは、コロナ禍により顕著に現れたかと思われます。
売上は立たなくとも従業員の方には給料を支払わなくてはなりません。認知度がある企業においても大幅なリストラや倒産に追いやられている現状があります。
つまり、事業の発展を考慮し、従業員を増加させることは、時として大きなリスクとなるのです。
業績が良い時は一気に駆け上がれることもありますが、逆も然りです。
特に、小規模事業者様は大企業のように資本が潤沢にあるわけではないため、コロナでなくとも、1個の事柄で一気に窮地に追いやられてしまう可能性を秘めています。
また、現在は、多くのツールやサービスに溢れており、従業員を雇用するそのものの意味を考える必要もあります。
経理、データ管理、電話対応、営業、法務、人事など、実務で必要なことは、現在は非常に安価で優秀なツールがあるため、外注にて事足りると考えています。
従業員の方を雇用した場合には、妊娠や病気、仕事への反発等、予期せぬ自体を考えなくてはなりませんが、外注においては、法的に相手方に業務の遂行義務があるため、安心して本業に専念することができます。
もちろん、優秀な人材であれば、リスクに関わらず雇用されるメリットはあるかと思われますが、起業が容易となった現在、優秀であればあるほど独立という道を進まれるかと思われます。
そのため、私は自分の本業に専念するため、また予想できない人的な損害を回避するため、全て外注やクラウドを活用し、自動化マニュアル化を進め、全て自分自身にて管理できるシステム構築を行い、雇用はしない方針としています。
⑤経費は20%以下に
私は売上を立てることと同じくらい、経費をかけないことに比重を置いています。
小規模事業者様は、業種にもよりますが、少ない人員で生み出せる売上にある程度の上限があるかと思います。
つまり、例え、月1,000万円の売上を立てていても、経費が8割も9割もあるようでは、事業が切迫してしまうことが予想されます。
しかし、こちらの点、経費率は「卸売業90%・小売業80%・製造業70%・飲食業60%・サービス業50%」が目安とも言われており、どの業界でも経費率の割合が高く、経費の割合を検討することは、事業継続にあたりとても重要な項目です。
私は、小規模事業者様にとって、経費(特に固定費)は、不要なものだと考えています。
もちろん、製造業やIT業であれば設備投資などに多くの経費が発生することとなるかと思われますため、物を生産する生産材に関しては、ある程度は必要不可欠ではあると考えています。
しかし、小規模事業者様のビジネスの基本は、「資本が少ない(設備投資などが不要)」「在庫を抱えない」「利益率が高い」「安定している(需要が予想される)」です。
つまり、ご紹介の「卸売業90%・小売業80%・製造業70%・飲食業60%・サービス業50%」自体が、そもそも小規模事業者様には、利益の部分では向いていないということが考えられます。
そのため、私は経費率は高くても30%、可能であれば20%以下に収めることが、小規模事業者様の戦略としては重要だと考えています。
様々な考え方があるかと思いますが、私は小規模事業者様にとっては、経費は自らの首を絞めるものであり、高い経費率の事業を展開してしまうと、トラブルやコロナ等の予期せぬ事態に陥った場合に、一気に事業が困窮してしまいます。
そのため、私が行う事業は全て経費率が20%以下が予想されるものであり、それ以上の経費率となる事業は展開しないと決めています。
⑥人生を楽しめる仕事をする
何よりも重要視しているのは、「人生を楽しめる仕事をする」ことです。
人生の多くは睡眠と仕事です。
そのため、単純ですが、仕事が楽しければ人生が楽しいと考えています。
仕事が楽しいの定義は難しいですが、「収入が増加すること」「誰かの役に立てること」など、個々によってそれぞれだと思います。
私は、日々感じたように行動するようにしています。
大金持ちの特集などを見ると「収入が増加すること」を目指すべきなのかと考え、恵まれない方への支援等を行っている方の特集を見ると「誰かの役に立てること」を目指すべきなのかとも考えたりします。
ビジネスにおいては、一貫性を持ち続けるということは重要ですが、自分の心の部分は一貫性がないほうが楽しいと考えています。
私は、これまで自分の気持ちに添い、就職活動をせず留学し、世界一周、起業など、思うように生きてきました。
もちろん、うまくいったことも、うまくいかなかったこともありますが、後悔は全くありません。
その時、その時に楽しいと思えることができれば人生は豊かになると思います。
その中でも「仕事」は、自己を実現でき何よりも楽しいことだと今は考えています。私にとっては、「仕事」無くして、人生の豊かさはありません。
常に自分にとっての楽しい仕事は何かを模索していくことが、私の中では最も重要だと考えています。
最後に
少しではございますが、運営者の紹介をさせていただきました。
こちらの記事のみでは伝えきれない部分も多いのですが、随時記事更新を行っていく中で、お読み頂いた皆様と何かの形で繋がれたら嬉しいと考えています。
先が見えない現代ですから、小規模事業者様は日々多くの不安と戦っていらっしゃるかと思われます。
しかし、小規模事業者様には小規模事業者様の戦い方があり、100%の成功方法はありませんが、「継続する事業を作る」ことは可能です。
本サイトを通じて、小規模事業者様のご事業が繁栄されることを切に願っております。
本サイト運営者 行政書士 三浦哲郎